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michianri

Author:michianri
せつない 想い…
つたない ことばたち…
やりきれない 心…

『詩片日記…薔薇園…片想い』

第一章『詩片日記』
surrealiste
 hypochondrie
    ~prologue
       灰川道緒

第二章『薔薇園』
     
       鵜沓 綾

第三章『片想い』

       野川美千夫  

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(c) 片想い…
design by Echizen
photo by mizutama

せつない ラヴレター つたない ことば やりきれない 日々… 


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 わたしたちは家へ入った。けたたましくサイレンを鳴らして、消防車が来た。何台も何台も。永遠にそのサイレンは続くかと思われた。わたしは耳を塞いで、母と並んで床に座り込んでいた。早くこの嵐が過ぎ去るのを願う、震える小鳥のように…

 刑事がふたたびやってきた。燃えあとから遺体が出たので見てくれるよう、母に言いに来たのだ。
 母はとても歩ける状態ではなかったので、わたしが行くことにした。まだわたしは歩けたから。
 刑事のあとについてお屋敷の門を入った。玄関横の草の上に銀色のシートがかけられた遺体が…あやが!横たわっていた。わたしは刑事に腕をつかまれ、引かれるようにしてそれに近づいた。別の刑事がシートを無雑作にめくった。なかから真っ黒い棒が出てきた。これが焼けた死体なのだ…あや!わたしはその場に倒れた。跡形もない黒い物体をわたしたちに見せて、なにをさせようとしているのか、わたしにはわからなかった…たぶん、これを見せることによって「お前たちが今まで何をやってきたのか」その犯罪的行為を悔悟させるためだったのだ。わたしは遠のく意識のなかで、神に謝った。あやに謝った。母に、すべての人に、許しを請うた…


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