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michianri

Author:michianri
せつない 想い…
つたない ことばたち…
やりきれない 心…

『詩片日記…薔薇園…片想い』

第一章『詩片日記』
surrealiste
 hypochondrie
    ~prologue
       灰川道緒

第二章『薔薇園』
     
       鵜沓 綾

第三章『片想い』

       野川美千夫  

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(c) 片想い…
design by Echizen
photo by mizutama

せつない ラヴレター つたない ことば やりきれない 日々… 


 
月が消えてしまった夜 ぼくの心も消えてしまいたい
あなたに出会った日 ぼくの心は泣きだした
このかぎりないやさしいほほえみと しずかな横顔に
ブルーな気持ちとアプリコットな気持ちがまじりあい
ぼくの泪は複雑な螺旋を描いて頬をつたう

明かりを消してしまった日 ぼくの心も消してしまいたい
あなたに出逢った夜 とばりのむこうのうす明かりがさびしい
このかがやく薔薇と 美しいほほえみがぼくをくもらせる
泪色の気持ちとあこがれ色の気持ちがまじりあい
ぼくの心はせつない曲線を描いて墜落した
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      (九月六日 夜)
 蛹が割れて、蝶が生れてきた…その瞬間をぼくは眼にすることができた。このとてもすばやい変身は、なぜか今のぼくの心に、非常な驚きと、辛さをあたえた…とてもするりと殻のなかから抜け出て、しおれた美しい羽をぶらさげて、自らの抜け殻にとりすがった。みるみる羽は伸び、生気が溢れた。美しい眼だ。口のうずまきを伸ばしている。複雑な斑紋はぼくを眩惑した。ぼくのすぐ眼のまえで、彼女はしずかに時を待っている。ときおり、おしりからバーミリオンの液を出して、幼虫の過去のあざやかさを捨てているようだ。これからの彼女にとって、風がやさしくあってほしいと、ぼくは願った。
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